BE-KUWA70号によればブラジル東部沿岸部(Rio Grande Norte州、Paraiba州、Pemambuco州)に生息するギアスが亜種ルンブケリであり、ミナスジェライス州内陸部で得られる原名亜種とは僅かに形態的な差があると書かれている。その僅かな差とは頭角先端の開きがより大きい、先端がやや内側に湾曲する個体がいある、頭角基部の突起が非常に小さいとの事である。但し今後多くの標本の比較により正確な分類検討が望ましいとも記載されており、正直まだまだ謎が多いと言うのが本当のところですかね!?
またこの本の内容に当てはめるば当店で所有するミナスジェライス産のギアスギアスはギアスゾウカブトssp(ブラジル中央沿岸部タイプ)になります。しかし、この本の中で以前より流通しているギアスポリオンは中央沿岸部タイプとの記述がありますが以前より流通しているギアスギアスとギアスポリオンとして流通している個体は全く違いますので両者ともブラジル中央沿岸部タイプで、まとめるのはいかがなものか?と思います。
ゾウカブトの特集や図鑑が出るたびに亜種名が変更していたり、執筆者によって見解が変わったり、難しいです(*_*;
ある有名な方の情報によると当店所有の個体はミナスジェライス州アグアスヴァメルゥハスだそうです。
いづれにしましても大切な個体なので血を混ぜる事なく累代を続けていきたいと思います。
只今当店で羽化している個体の頭角基部の突起は非常に小さい。と言うより消失!?、やはりルンブケリ!?
これまでの個体はどうだったんだろう!?(そこまで、良く見てなかったです。スミマセン!)
今後はしっかり検証してみます。因みに下の個体は兄弟です。
今回羽化した突起消失の個体↑↑↑
昨年羽化した頭角基部に小さな突起のある個体↑↑↑